皆さんは、
自分オリジナルのキャラクターを
つくったりした経験はありますか?
やはり、
自分でイチから作るとなると難しい
ですよね。
そもそも
アイデアが浮かばなかったり、
できたとしても、
なんかイマイチだったり…。
どうせ自分でデザインするなら
可愛いキャラを作りたい
ですよね。
実は、可愛いキャラには
ある法則があるのです。
それは、
白銀比(1:1.414)
が使われているということ。
しかもこの白銀比は、日本人が古代から好んで使用してきた比率なのです。
今回は、
なぜ日本人が白銀比を好むのか、
欧米の人との違いを
詳しく解説していきたいと思います。
日本人と欧米の人の美意識の違い
白銀比と似たような比率に黄金比があります。
どちらかというと黄金比の方がメジャーのような気がします。
黄金比とは、
古代ギリシャの時代から
人間が美しいと感じるとされている
比率のことです。
で、比率は1:1.618。
黄金比について詳しく知りたい方は
過去に記事を書いていますので、
参考にしてみてください。
実はこれ、
人間の顔にも当てはめることができて、
モナリザのモデルの人も黄金比で描かれています。
つまり、これを利用して
キャラクターを描けば
美しくバランスの取れた
キャラクターを描けるということ。
しかし、
注意しなければならないことがあります。
それは、
欧米の人と日本人の美意識は違う
ということです。
黄金比は欧米の人の方が馴染み深く、
欧米人好みの比率です。
例えば、
海外の女優さんを思い浮かべてください。
皆さんスタイルがよくて大人っぽくて、
可愛いというよりも、美しく、かっこいい
印象ですよね。
海外の有名なモデルさんや女優は皆
黄金比に近い顔を持っていると言われますが、
日本人の好みとはちょっと離れるかと思います。
まぁ、人の美意識に関しては、
個人差が大きいでしょうが。
しかし、白人と日本人では顔の骨格が違うので、
日本人の顔には黄金比が合わないらしいです。
詳しくは下のリンクを参照ください。
もちろん、これは
日本人の女優さんが美しくないと言っているわけではありません。
ただ、海外は
美しさの評価基準が日本とは異なるような気がします。
欧米の人は
シュッとしてスタイリッシュな
大人な感じの美しさ、かっこよさ
を好む傾向に、
対して日本人は
橋本環奈さんのような
親しみやすく、可愛らしい感じを
好む傾向にあります。
キャラクターでいうと、
ピカチュウやドラえもんなど、
世界的に有名な
可愛らしいアニメキャラが日本発祥
なのもうなづけます。
そしてそれらは、
白銀比に近い比率のことが多い
です。
これは統計の調査結果でも明らかになっています。
日本人の好みに合う白銀比とは?
では白銀比の比率はというと、
1:1.4142
黄金比よりも正方形に近い四角形ですね。
そして白銀比は、
昔から日本で使われてきました。
別名大和比
なんて呼ばれたりもします。
法隆寺や五重塔、
そして風呂敷に至るまで白銀比が使われています。
ですが、なぜ五重塔などに
白銀比が使われるようになったかは謎で、
一説によると、
ほぼ感覚的に生み出されたのではないか
と言われています。
つまり、
白銀比は日本人が
感覚的に美しいと感じる比率
だったのです。
可愛らしいキャラを描きたいなら白銀比を使う
結論をいいますと、
可愛いキャラを描きたいなら
白銀比を使いましょう。
なぜなら、
我々日本人に昔から馴染みのある比率
ですから、
特に日本人には
可愛いと受け入れてもらいやすくなる
でしょう。
そして、世界的な人気キャラクターにも
白銀比を利用して作られたキャラがいっぱいいます。
ドラえもん、キティーちゃん、トトロなど…。
ぜひ、白銀比を利用し可愛らしいキャラを
作ってみてください。
また、このサイトから白銀比のテンプレートを利用すると
すぐに利用することができます。
参考にしてみてください。
白銀比なんて使わなくても可愛いキャラを描くコツ
白銀比?何だかめんどくさい!
と感じた人も少なくはないと思います。
そういう人はとりあえず目と鼻の距離を近くしましょう。
先ほどのキティーちゃんの画像を参考にしてみてください。目と鼻の距離が近いことがわかります。
そして、縦長の輪郭ではなく、丸っぽい輪郭にしてみることを意識してください。
むしろ横長になっても構いません。
そうすることで自然と白銀比に近くなっていることでしょう。
そういう「白銀比」という比率があるんだ、ということを知って、上記のことを意識するだけでも大分絵柄が変わると思いますよ。
ぜひ参考にしてみてください。