今すぐ実践して10倍絵が上手くなる黄金比の使い方!

最速上達練習法

突然ですが、
イラストの構図を決めるのは
中々難しいですよね。

 

特に始めのうちは、
どう構図を決めるか悩むと思います。

絵は基本的に何を描いても自由ですが、
決まりがない分、難しいとも言えます。

また、自分の好きなように配置しても、
バランスが悪かったり、野暮ったい印象の絵に
なってしまったりした経験はないでしょうか。

 

そんな困った時は、黄金比を利用しましょう!

というのが今回ご紹介する内容です。

では、具体的に説明していきます。

黄金比とは?

黄金比とは、
古代ギリシャの時代から

人間が美しいと感じるとされている比率(1:1.618)のことです。

近似値で5:8もしくは8:13。

また、
黄金比は現在でも
至る所に利用されています。

例えば、
名刺だったり、トランプだったり、
タバコの箱だったり…。

iPhoneの開発元である
Apple社のロゴにも
黄金比が利用されています。

 

そして、
黄金比はフィボナッチ数列とも密接な関係
があります。

フィボナッチ数列とは、
前の2つ前の数字と1つ前の数字を足して、
それを並べた数列

(1,1,2,3,5,8、13……)

のことです。

 

では、
フィボナッチ数列と黄金比は
どういう関係があるのかというと、

フィボナッチ数列の
となり合う 2 つの数を小さい方で割ると…

1÷1=1

2÷1=2

3÷2=1.5

5÷3=1.666…

8÷5=1.6

13÷8=1.625

どんどん黄金比の比率に近づいていくことに気付きます。

 

そして
フィボナッチ数列は、
不思議なことに
自然界でよく見かける数字なのです。

例えば、
植物のはなびら枚数や、
葉のつき方なども

このフィボナッチ数列の数に
なります。

そのほかにも、
ひまわりの種の並びや、
アンモナイトやオウムガイの殻も
この数字と関連があります。

もしかすると、普段私たちが
このフィボナッチでできている物を見慣れているので、
感覚としてその値があると美しく感じる

のかもしれませんね。

 

 

簡単な黄金比の使い方

三分割法

とは言っても、
いちいち比率の計算をするのが
面倒いという方も多いと思います。

実際、面倒いです。笑

今回は、
簡単に黄金比を利用できちゃう分割法をご紹介します。

 

それは…ありきたりですが、

三分割法

です。


出典:DS Magazine

 

画面を縦横3分割し、
交わったところが黄金比に近いところです。

そこに主役となるイラストを配置しましょう。

黄金比の近くに「絵の主役」となるものを配置すると「主役」が際立って、ハッキリと主役とわかりますし、絵も引き締まります。

 

また、3分割したところに地平線を置くだけで
いい構図になります。

いろんなところで
オススメされる構図なので、

それだけ手軽に見栄えの良い構図が作れる
ということでしょう。

黄金螺旋を使う

黄金螺旋とは
フィボナッチ螺旋ともいい、
フィボナッチ数列からなる螺旋のこと
です。

その名の通り、黄金比同様に

この世の中でもっとも美しい螺旋

と言われています。

螺旋に沿って構図を決めていくのですが、
これを一から作るのは結構大変なので、
デジタル画を描かれる人限定にはなりますが、

利用したい方は
以下のサイトからダウンロードして使いましょう。

今すぐに黄金比を利用することができます。

フィボナッチ螺旋テンプレート

 

黄金比の応用編

ここからは、
ちょっと一手間のかかる
黄金比を使った構図をご紹介します。


出典:お絵描きアンテナ

まずは対角線を引きます。

次に、その対角線と垂直になるように
線をそれぞれ引きます。

注意したいのは、その線は必ず
一つの端角を通るように
ひいてください。

すると、星型のような形の線ができました。

あとはその線に要素を並べていくだけです。

描く要素が多く、それぞれの配置場所に
困った時に使えます。

全ての線を使ってもいいし、
一部だけでも大丈夫です。

 

以上、今回は
黄金比を使った構図の作り方を
説明しました。

初心者の方は、
黄金比を使った構図は定番中の定番の構図なので、
覚えておくようにしましょう。

 

中級者になっても、
上級者になっても、

黄金比はずっと使っていきますので、
覚えておいて損はありません。

 

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